どんなトロフィーをもらうと嬉しいですか?

トロフィーをもらわなければ良かったと思ったこと

トロフィーをもらうと、普通は嬉しくなりますよね。でも、私はトロフィーをもらって嬉しいと思わなかったばかりか、ずっと後になって処分のときまで手がかかり、もらわない方が良かったと感じた経験があります。それは、赤ん坊の頃、赤ちゃんの発育の良さを競うコンクールで3位になり、トロフィーをもらったときのことです。なにしろ赤ん坊ですから、親や親戚は喜んでも私自身は全く記憶にないし、赤ん坊のときの発育の良さの評価なんて、大人になってから誇れるものでもありません。大人になって、病気をしたとき、今はこれほど調子が悪いのに赤ん坊のときはこんなときもあったのだ、とかえって辛い気持ちになりました。そして、このトロフィー、大きくてやたらに重いブロンズ像なので、引っ越しのときも大変だったのですよ。結局三回目の引っ越しのときに処分してしまいましたが、もらった後のことをもう少し考えて作ってほしかったと思いました。

トロフィーをもらって嬉しかったこと

でも、そんな私でもトロフィーをもらって、嬉しかった経験もあります。それは、社会人になってから入った英会話のサークルで、スピーチコンテストに参加してトロフィーをもらったときのことです。そこは十数人の小さな集まりで、英会話上達のためにスピーチコンテストをやることになったのですが、スピーチと言うとただのおしゃべりではないので、なかなか出たがる人がいません。そして、結局全員が強制的に参加するということになってしまいました。もちろん、こんな状態なので、立派なスピーチコンテストという訳ではなく、レベル的には低いものでしたが、みんなで協力して作り上げた企画という感じがして、良い思い出になりました。そして、そこで参加者の一人ひとりに渡されたのが、小さなトロフィーだったのです。いかにも安物という感じのトロフィーでしたが、今度は自分で選んだ場所で自分の努力に対してもらえたもの、ということで、私はとても嬉しかったし、家に持って帰るのに邪魔にならない重さと大きさも、非常に有り難かったです。このトロフィーは、その後の宝物になりました。

ずっと大事にできるトロフィーが一番ですよ。

トロフィーを贈るシーンは、もらう人だけでなく、それを見ている者も温かい気持ちになれる素敵な場面だと思います。それだけに、それぞれのコンテストや会合にふさわしいもの、もらう人も喜び、見守る人たちも大きな違和感なく、拍手できるようなものを考えて選んでほしいのです。ただ大きくて目立つもの、お金をかけたものという選び方は、主催者側の自己満足で終わってしまう危険性があるでしょう。表彰された人達が参加して良かったと思えるトロフィー、後になって振り返ったときに素敵な思い出と結びつき、これからもずっと大事にしていこうと思えるトロフィーをもらえたら、本当に嬉しいことですよね。そして、そうなるためにはどうすれば良いかということを、主催者には十分に考えて、選んでいただきたいと思います。

特注品のトロフィーは独自のデザインにすることが出来るのが大きな利点ですが、既製品と比べて費用が割高になる他、強度を保つために材料が限定されることがあるので注意が必要です。